子供の頃からのピアノへの思い

私は歌を歌ったり、楽器を弾いたり、音楽が大好きでした。
一番初めの習い事は、ヤマハ音楽教室でした。
土曜日の午前中に授業が終わった学校の音楽室で、午後から2時間くらいだったと思います。

 

楽譜を貰い家で練習するのに、本当はピアノが欲しかったのですが買ってもらえませんでした。
どうしても諦める事が出来なくて、年に数回行く母の実家の祖母に、おねだりをしました。
が、買って貰えたのは同じ鍵盤がある楽器でも、電気オルガンでした。

 

それでも鍵盤に触れる事ができて弾ける・・・だけで、当時は凄く嬉しかったのを覚えています。
5年生になり、ピアノ教室に通いようになりました。
オルガンでは鍵盤のタッチが違うのもあり、ピアノを買って欲しいと親に頼みましたが、どれだけ頼んでみても買って貰うことは叶いませんでした。

 

ピアノが欲しかった・・・という思いは、大人になっても気持ちの中のどこかに燻っていたのだと思います。
30代も半ばになってからその燻った思いを満たしたいと、ある日なにげに買い物に入った地元のショッピングセンターで、フェアをしていたのもあり、電子ピアノを衝動に近い形で購入してしまいました。
電子ピアノは本物の鍵盤タッチとは多少違いますが、オルガンとは違い、見た目も重厚感があります。

 

いい大人になっていましたが、家に届いた時は、子供の頃に欲しくても買って貰えなかった思いが満たされた感覚で、嬉しかったです。
いつかピアノが持てたら弾いてみたいと思って、買ってあったいくつかの譜面。
古い物は20年近く経っていて、表紙は色褪せ、譜面も年月が感じるほど古くはなっていいましたが、願いは叶い、やっと満たされた感覚でした。

 

2年ほど前に事情があり引越して、以前より居住スペースが狭くなったのもあり手放しました。
購入してから、約15年ほど私の生活の一部で大切な時間でもありました。